始めて花子と会ったのは寒い1月の半ばだった。
なにやら突然やってきて、私たちの回りをぐるぐる回りワンとも言わず帰りもせず、、、
その時は猟犬とも解らず、ただ人なつこい犬が迷い込んできたとしか思ってなかった。
私的にはそんな犬が好きと言うわけでもなく、しかも野良犬なのか迷い犬なのかも解
らないのでそのうちどっかに行くだろうと思っていた。
うちのだんなは犬は好きらしくなにやら食べ物(なにもなかったので栄養食品とバター)
をあげたらしい。その日はそのままおいて帰ってきた。

次の日行ったらもういなかったので、家に帰ったのかと思っていた。
が、一日おいてまた帰ってきた。やはり迷っているのかと思い、とりあえずドッグフードを
あげて保護することにした。寒いからとだんなが段ボールで家を作ってあげた。入口には
風が入らないようにとゴミ袋で工夫してた(;^_^A
花子はハウスはすぐ覚えた。何をしていても「ハウス」というとすぐにハウスへ入った。
賢いね〜♪とみんなから誉められていた。そのわりには「お手」「お座り」などはできな
かったのは何故?
一応知り合いに頼んで猟友会に迷い犬の捜索を依頼した。警察にも届けた。

職場で飼っていたので、夜に私たちが帰るときには「キュ〜ン」と悲しそうな声を出してい
た。でも決して吠えることはなかった。花子がいる間一度も鳴き声を聞くことはなかった。
飼い始めてすぐに花子が猟犬であることを知った。いろいろ調べてみると猟犬を猟が終わ
ると捨てる人がいる、なんて記事を読んで花子も猟が終わり捨てられたんだろうか?なん
て思っていた。いったい何歳なのかも解らなかった。

ノーリードでいつも自由にしていた。でもどこへも行かず私たちが来るのをいつも待ってい
た。私たちが行くとハウスから飛び出てきて回りをピョンピョンと跳びはね喜んだ。
前もらっていたご飯と違うからかあまり食欲はなかった。
どこでしているのかおしっこもうんこも見あたらなかった。多分私たちがいないときにどこか
にしに行っていたんだろう。

ウォルトともすぐに友達になった。
でもウォルトも女の子を追いかけ回すという行動はとらなかったので結構歳なのかな〜?
なんて言っていた。
この後すぐ花子が生理になった(T-T)おいおい放し飼いなのに危ないではないか、、、

しょうがないので犬よけにハウスの回りにネットを張って防御した。いきなり妊娠でもされて
なんだかよくわからない犬を産んでもらっても困るしね(;^_^A

この頃から花子を散歩に連れて行くようになった。歩くとすぐに山があるので山へ着いたら
放してやった。大喜びで山を走り回る花子。そのパワーには驚きました(;^_^A
犬ってこんなんやっけ?と他の犬を知らない私は山を駆け回る花子をあたりまえのように眺
めていました。写真は雨の中山を走り回ってずぶぬれで帰ってきた写真(なぜかカメラ目線)

花子が突然いなくなった(´ヘ`;)何故?どうして?どこへ?
とにかく探した。花子が来て2週間。初めは放し飼いにしてたので帰る場所があるならとっく
に帰ってるだろうと思っていたし、どこへも行くはずがないと思っていた。
毎日毎日そこら中を探した。花子を探していくつ山を越えたが解らない(T-T)
見つからなかった(>_<)毎日気になって寝られなかった。山でイノシシに遭遇して殺されたん
では?とか何者かによって連れ去られた?とかいろんな妄想が頭をよぎった。
「もうあきらめろ」とだんなには言われていた。でもあきらめられなかった。花子と過ごしたたっ
た2週間ですっかり犬好きになっていた私がいた。

ある日一通のメールが来た。近所の人に写真付きで捜索メールを出していた。
その人によると「家の犬が2週間いなくなって帰ってきたら青い首輪が付いていた」という人
がいるらしいのだ。「花子だ!」すぐにわかった。帰って来た日といなくなった日が一緒だった
ので、間違いないと思った。
次の日確認に行くとやはりそこにいるのは1週間山を歩き回って探した花子の姿だった(;_;)
花子は私がわかったらしく「キュ〜ン」といつもの声をあげていた。おばさんが他の人が来ると
吠えるのに私が行ったときは「キュ〜ン」と言っていたので「あら、やっぱりわかるのね〜」と
言った。

花子は見つかったが、やはり人の犬なのでどうすることもできず、あきらめるしかなかった。
かなりつらかったが、花子は8歳。残りの人生をかわいがってもらうんだよ(T-T)
ちなみに花子ではなく本名は「ちえ」だったらしい。
花子がいつ帰って来てもいいようにと置いておいた犬小屋も処分しなければ、、、となかなか
壊すこともできずにいた。
それから花子には一度も会いに行ってない。すぐ近くに住んでいるんだが、行くとよけい悲しく
なるんじゃないかと行かないようにしている。
散歩をしているのを車から2回ほど見かけたことがある。元気そうでなによりだ。

犬はあきらめて猫にした。わけではない。誰かが捨てていったのだ。可哀想に股関節が骨折
していてまともに歩けない(T-T)すでに犬を飼おうと決めていたのでどうしようかと思っていたら
隣のおばちゃんがもらってくれた。
すぐにブリを飼いたい!と思っていたが、なかなか花子と同じ色のレバーがいなくて、だんなは
何色でもいいやん!と言ったが私はレバーでなければ嫌だった。ブリーダーさんは4月に産ま
れる予定、と言っていたので待つことにした。この時はレバーは一匹しか産まれなくて先着が
いたので断念。その時一緒に産まれた他の犬も見に行ったが、やはりレバーでないとと断念。
次は5月末と言われ気長に待つことにした。

5月26日やっと産まれたU^ェ^Uもちろん名前は花子とつけた。
7月5日こうしてわが家にブリタニースパニエルの花子がやって来た。じつに5ヶ月待ってようや
くわが家の犬がやって来たのだ。この5ヶ月長かった〜(´ヘ`;)でも待ったかいあってとてもいい
犬に巡り会えたような気がする。これから花子との生活が始まる。